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これだけは知っておこう!【ブロック積みの施工基準】

奥が深いブロック積み 【外構・エクステリアのお役立ち情報】

そもそも工事に基準なんてあるんですか? あります!

外構工事も建築基準法の適用範囲になります。

よって施工者は責任をもって安全に配慮し、きっちりと規格をクリアしていく必要があります。

こんなこと普通は知らなくて当然ですが、やばい業者が多いんです!

みなさんもきっちり覚えていただいて悪徳業者(激安外構業者)撲滅にご協力お願いします。

 

今回のポイントは2つ!

①これって本当に基礎なの?
②すごく高さのあるブロック塀の謎

これはもう図・写真で説明するしかないので、実際に見ていただきましょう!

それではやっていきますよ!

①これって本当に基礎なの?

一般的な基礎の大きさですが、こんな感じです。

ブロックの段数によっても違いますが最低でもこの仕様は必要になります!

外壁ブロックの施工要領図

これはブロック6段までの施工要領です。

見積もり単価でおおよそ1メートル5,000円6,500円くらいになります。

もちろん予算があり、これでは心配な方はもっと頑丈にすることをおすすめします!

クラッシャーラン100mm、基礎コンクリート150mm、根入れ200mm、基礎幅600mmなんて基礎の現場もあります!

見積もりはどんと上がり、倍は覚悟してください。でもお金で安全は買えます!

ここで注意するポイントは基礎の幅や基礎コンクリートの厚み。

安い外構工事業者に多いのは、職人さんの勘とやらで「大丈夫大丈夫!」なんて言いながら、基礎の幅200mm、基礎コンクリートの厚み50mm。なんてパターンです。

これではもはやモルタルの塊と同じですね。ブロック1段や2段ならまだしも・・。

危険なので施工前にきっちり確認しましょう!

人命がかかっています。

そもそもブロックの基礎費用5,000円以下なんて普通不可能ですよ!断りましょう。

②すごく高さのあるブロック塀の謎

これもきっちりと決まりがあります!

どんなに高くても2.2mまで!

通常高さが1.2mを超えるブロック塀を積み上げる場合、長さ3.4m以内ごとに基礎、塀と同じ構造で控え壁を作る必要があります。

よく見るこれですね↓

控えブロックの施工要領図

あれ?でも玄関口の門柱なんかは、結構高さあるけど控え壁ないような??

そうなんですね。

T型基礎やL型基礎の場合、高さ1.6mまでは控え壁無しでもOKなんです。

でも安い外構工事業者の場合は、ほとんどこの構造はクリアになっていません。

手で揺らせば揺れるんじゃないですか?

こんなことを100%理解したうえで、安い外構業者に依頼できますか?

施工後だと、おそらく文句を言っても手遅れになるでしょうから・・。

早めに気づいてくれて良かったです!

私のおすすめは、ブロックはあまり高く積み上げず、5段以内で軽量のアルミフェンス(今はもうたくさん種類もあります)や、植木を配置して、おしゃれにうまく隠した方が、お隣さんとは少し違う外構工事になること間違いなしです!

どうしても背を高くしたい場合は、RC擁壁をおすすめします!(でもはっきり言って費用は高いです!)

以前のブログ「ちょっと待った!【外構工事は最安値で決めないで!】」も読んでいただきたいのですが、外構工事の「安い」は絶対に長持ちしませんよ!

ブロックが傾いてきたり、土間コンクリートにヒビが入ったり・・。ここは技術大国日本です

10年後にまた倍の金額をかけてやり直すことを思えば、良い外構業者さんにきっちりと頼むほうが100%お得です!

 

少しだけ思いを伝えたいです!

「このブログを見てくれているみなさんには絶対に失敗してほしくないんです!」

「少しでもいいのでポイントをつかんで外構工事に挑んでください!」

以上です!


最後まで見ていただいてありがとうございました。

今後もためになる記事書いていきます!

今後の励みにもなりますのでよかったらコメントもお願いします!

※金額の記載についてはエリアや施工時期によっても変動します。2022.3月現在

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