注意するのはユーザーと業者の「相違」
タイトルの通りですが、今回は「ブラックリスト~要注意人物~」について書いていきますよ。
後半ではブラックリストに載らない為の、アクションを共有していきたいと思います!
なぜこんなことを書くのか?
みなさんにそうならないためのアクションをきっちりと理解してもらうためです。
そんなの、ただ自分勝手なユーザーが要注意人物なだけではないのか?
もちろん、ごく一部はそんな方もいるのは事実です。ただ、ほとんどのユーザーは普通の良いお客様なのです。
理不尽であるにもかかわらず通常の施工基準を無視して、自分の欲だけを満たそうとしてしまう人がいる反面、そういった普通のユーザーが「ブラックリスト」になってしまうことが結構あるんじゃないかなという危機感からこの記事を書こうと思いました。
今や、日本の物価は世界でも下位クラスにまで下がってしまいました。
というよりも20年前から大きく変わっていません。
しかし、”サービス(品質)”は今までよりも多く求められる。
おかしな時代ですが、少しでも安くユーザーに届けたい気持ちはものすごくわかりますし、少しでもコスパの良い商品を購入したいのもわかります。
今回は、「相違をなくす」という観点で掘り下げていきたいと思います。あくまできっちりと工事が完了しているということを条件に全貌を書いていきたいと思います。
それではやっていきますよ!
① 実際ブラックリストが存在する!?
結論から言います。存在します。
ただし、これは会社内での話になるので会社間で共有とかそういう大きな規模での「ブラックリスト」は、存在しません。
あるにしても町のうわさ程度であるとお考え下さい。
みなさんもうっすら気づかれているとは思いますが、「外構・エクステリア業界」というのは、非常に狭いです。
「もともと同じ会社で修業した」「元請けが同じなので同時に作業したことがある」などと必ずどこかでは繋がっています。
仲のいいところもすごく多いです!コミュニケーションも頻繁にとっています。
これがブラックリストの始まりですね。
ここでいう、ブラックリスト対象者は、会社に対して相応の損害を与える個人を指します。
ある会社の担当者が、要注意人物に当たってしまったとします。
会社内ではもちろんできる限り希望に近づける作業も試みるのですが、施工基準を大きく上回る施工を要求してきたり、仕上がった内容に満足がいかないからと支払いを滞ってしまう一部のユーザーがいるのです。
② 完全に外構工事業者さんを買いかぶっている
先ほどのユーザー、又は店側の対応の一体何が悪かったのか?
トラブルになる場合、両者には間違いなく「思考の相違」が生まれてしまっています。
みなさんも経験ないですか?
「以前から調べていて欲しかった電化製品があって、たまたまネットで検索したら安かったのでやっと買えた」でも、実際届いたものは「あれ?なんかこれ、思っていた機能がついていない」みたいなことですね。
これって、実は形が全く同じだけど、グレードが違う商品を買ってしまったっていうパターンですね。
これとめちゃくちゃ似た現象が、実は「外構・エクステリア工事」には起きやすいんだと思います!
この電化製品の場合、思っていた商品と違うため、店側に返品対応を要求すれば交換、返金してくれるところも多いですよね。
でも、外構工事ってどうですか?
工事終わっちゃってるので、こんな簡単なことでは済まされないですよね?
そうです。
私がなぜ今回も含め、このブログで外構工事業者さんは金額で選ぶな!とか、良い業者の検索方法など外構工事業者さんを選ぶことに焦点を当てているかは、この「ユーザーと業者との思考の相違」という部分に大きな問題があると確信しているからなのです。
③ 外構工事専門店が注意すべきポイント
私は今この業界に、ちょうど20年携わることが出来ています。
外構業者さんのほとんどが、よほどのブランディングが成功している業者さんを除いて、ホームページで会社の紹介をしているのが一般的ですよね?
みなさん何を伝えようと時間と労力を果たして”ホームページ”作成に挑んでいますか?
そもそもホームページなんていらない。
という方も自社のどの部分に自信があるんでしょうか?実際のところほとんどないですよね?
「自分よりすごい業者はたくさんいる」と思っている方も多いと思います。
まさか、「低価格で高品質にこだわっています!」とか、こんな単純な文章で大々的に打ち出していないですよね?
又は、打ち合わせ段階のトーク上、このような内容を言って契約をもらおうとしていませんか?
「思考の相違」はここからもうすでに始まっているんですよ。
世の中には、その道の「スペシャリスト」が存在します。
そんな方々は、もうこの仕事が好きで好きで、なおかつ目標設定がきっちりしているんです。
それに向けて毎日毎日、ユーザーの満足のために表現の仕方をいろいろなパターンで検証し、少しずつ今やるべきことを積み重ねているんです。
このブログを見てくださっている読者の方のほとんどが、もうすでに「スペシャリスト」たちの仕事を必ず”Web”上で一度は目にしています。
そしてそれが、スタンダードであると洗脳されてしまっています。
もうわかりましたか?
この相違についての最大の解決策のひとつは、この洗脳をひとつひとつ是正していくこと!
なぜ当社は安くできるのか。どういった部分が、当社の高品質の基準なのか。
他社との違いなんて、良い仕事ができる事なんかではありません。そんなのは当たり前のレベルです。
すべてはユーザーにとってのバランスなんです!
コスパなんです!
すべて完璧を求める方は高級店に行くしかありませんよ!としっかりガイドしましょう。
必ず、後で痛い目にあいますよ!
はい!みなさんがまず最初に取るべきアクションはホームページやSNSページで嘘偽りなく自社の今の基準をわかりやすく明示すること!
【例】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
当社は社員の80%が地元である○○市で創業した創業6年目の会社です。
スタッフはプランナーが1名、施工士が3名のとても小さな会社です。
当店は施工技術を大切にすることを共通の理念にしています。
施工技術を日々向上させていくための会議を月に2回必ず行っています。
施工基準書もきっちりと明示させていただいておりますのでご安心ください。
当店の得意な作業はエクステリア商品の取り付けです。
エクステリア商品のたくさんある外構工事は得意中の得意です!
外構工事については当社スタッフより1名管理者をつけ、協力業者に施工していただいております。
協力業者の選考につきましては厳選しておりますが万が一の場合も考え、作業工程どおりに進んでいるかなどのチェックの連絡または立ち合いを毎日2回以上行っております。
なにせ「低価格」を可能にするため少人数での会社運営を心がけています。
至らない点もあるとは思いますが精一杯お客さま喜んでもらえるよう社員一同努力しておりますので、応援よろしくお願いします!
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などの文章でしっかりと伝えることが重要になってきます。箇条書きでもいいですし、イラストを使ってもいいですね!
要は、「何を売り」にしていて、「何が苦手」なのか。
完璧ではないから価格にも反映できるように努めているということを自分の言葉で表現することが一番の解決策なのではないでしょうか。
書きたいことが多すぎて「ユーザー側の注意すべきポイント」が、収まらなかったので次回書いていきたいと思います。
内容がつながっているので是非続けて読んでみてください!
今後もためになる記事書いていきます!
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