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ホームセンターによる外構工事の実情

ホームセンターとネット通販は不安 【外構・エクステリアのお役立ち情報】

激安!ホームセンターとネットショップの外構工事

日本に数多く存在するとても便利な存在、ホームセンター。

生活消耗品だけでなく、家具や自転車、DIY用品、プロが使うような建築資材や工具、エクステリア商品まで格安で提供してくれていますよね。

販売方法は店舗に留まらず、インターネット販売を行っているホームセンターや、エクステリア商品を専門に取り扱っているネットショップも増えています。

とにかく価格の安さが魅力的なホームセンターとネットショップの外構工事ですが、工事自体は実際の所大丈夫なんでしょうか?

ホームセンターの店員さんが工事するの?

安いだけじゃダメ。内容も期待しちゃうわよね。

今回はホームセンターとネットショップの外構工事、エクステリア工事に関する様々な疑問にお答えしていきます。

外構社長
外構社長

さぁ、それではやっていきましょう!

ホームセンターの外構工事実態と仕組み

まず、実際に工事をするのは誰か。

答えは下請けの工事業者です。

ホームセンターの社員ではありません。完全に別会社です。

肝心のホームセンターは工事を行いません。エクステリア商品の販売をしているだけです。

実際の工事を行うのは、地域ごとに業務請負契約を結んでいる地元の外構工事業者。

いわゆる元請けと下請けの関係ですね。

依頼から引き渡しまでの流れ

ホームセンターのエクステリア業務フローを見てみましょう。

  1. ホームセンター(またはネットショップ)にエクステリア工事の問い合わせが入ります。
  2. 問い合わせを受けたホームセンターは、提携下請け業者に問い合わせ内容をそのまま渡します。
  3. ホームセンターから依頼を受けた下請け業者は、依頼者とスケジュール調整を行い、工事予定地へ現地調査に行きます。(スケジュール調整の窓口はホームセンターの場合もあります。)
  4. 下請け業者が、現地調査の内容をホームセンターへ報告します。
  5. ホームセンターは、提出された現地調査報告を元に見積書を作成、依頼者へ提出します。
  6. 契約が成立し正式な受注を請けた後、下請け業者に受注した旨を伝え依頼を行います。
  7. 下請け業者は、工事スケジュールを調整後、実際に工事を行います。(このスケジュール調整も、ホームセンターが窓口になる場合があります。)
  8. 工事完了後、ホームセンターが依頼者へ請求を行います。

気づいたでしょうか?

そうなんです。ほとんどの実務は下請け業者が行っています。

ホームセンターの役割と目的は商品を販売することなので、専門性が必要とされる工事施工は対応できません。ホームセンターが担当するのは、値段決め(見積作成)と依頼者との窓口です。

つまり、工事に関する質の問題はホームセンター側の問題ではなく、提携下請け業者の問題になります。(もちろん、どういう業者と契約しているかはホームセンター側の責任ではありますが。)

ちなみに、一つのホームセンターに対して常時複数の下請け業者が存在しているのが当たり前です。1社の専属契約なんてことは、業者の会社規模や地域性、リスクヘッジの観点などからほぼありません。

インターネットの口コミレビューで目にするホームセンターやネットショップの外構工事とエクステリア工事の評価が、良い悪い入り乱れているのは、大半がこういった複数の下請け業者による技術差や意識差の当たり外れが原因なんです。

ハズレ業者を引かない対策方法

業者の当たり外れ。これってギャンブル的要素で、神頼みをするしか無いんでしょうか?

外構社長
外構社長

そんなことありません!

良い業者に当たる為に自分で出来ることはありますよ!!

施工会社を調べる

現地調査に来るのは、工事を担当する下請け業者です。

この事を利用して、現地調査の担当者から名刺を貰いましょう。(持っていない、または工事会社の記載が無い場合は、会社名を聞きだしてください。)

現地調査が終わった後、工事会社名をインターネットで調べてください。WEBサイトや業者情報など、何かしらの情報が出てくるはずです。

この段階で会社の情報が何も出てこない場合は、ほぼ100%の確率で下請け専門業者です。下請け専門が悪い訳ではありませんが、自社で営業を行わず、工事を専門にしているということは、営業やサービスが苦手ということです。こういった面で期待できないのは間違いありません。

逆にWEBサイトを持っていたり、口コミ情報が多いなど、情報が多い会社はどんな業者なのか分かりやすいですよね。

良い業者なのが分かれば問題ないのですが、悪い評価が多い業者であったり、情報が全くない業者の場合は、別のホームセンターに相見積もりを依頼するのも一つの手ですよ。というより複数社への相見積もりは是非しましょう!

現地調査時に情報収集

上記でも書きましたが、現地調査に来るのは工事を担当する下請け業者です。

せっかく担当者と顔を合わせるのですから、ここで情報収集しない手はありません。あれこれ根掘り葉掘り聞いてみましょう。

他社についての情報は聞きづらいかも知れませんが、業者は案外そんな事気にしていないので大丈夫ですよ。

複数のホームセンター、エクステリア業者に相見積もりをしている場合も同様です。相見積もりを取ることは、業界として至って当たり前の事なので、普通に相見積もりしていることを伝えて下さい。正直に伝えたほうが、値段交渉しやすくなったり、他社の特徴が聞きやすくなったりと、良い事ばかりですよ。

例えばこんな風に聞いてみて下さい。

ホームセンター○○でも見積もりを取っているのですが、あそこって実際の所どうなんですか?

あー…あそこはあんまりおすすめできないですね。

正直辞めておいた方がいいと思いますよ。

へぇ~、どうしてですか?

下請け業者の請負金額が安いので、手抜き工事が多いって聞きますね。

自分たちが仕事を取りたいが為に、他の業者の事を下げて言う可能性もありますが、さすがに嘘八百ありもしないことを並べるのはサイコパスでしょう。

良い話も悪い話も、少なからず同業者の耳に噂となって入ってきているということです。建築業界は狭い世界なので、情報が出入りしやすい背景もありますね。

それでも信じられない場合は、他の業者にも同じことを聞けば裏付けが取れますよ。

工事する職人は誰か聞く

最後にもう一つ、現地調査に来た担当者さんに聞いておいて欲しい事があります。

それは、工事は誰が担当するのかです。

もし現地調査の担当者自身が工事を行ってくれるのであれば、工事の成功率はグンと上がります。

言った言わないの問題が発生しにくいですし、工事前の現場確認で二度手間三度手間がなくなります。それに現地調査の際にたくさんお話をしているはずなので、気持ちが伝わって情も湧いていますからね。

最後に

ホームセンターやエクステリア販売のネットショップなどを筆頭として、エクステリア商品の販売と工事が別々の会社は全部この業務形態です。

自社の職人さんを抱えていない仕組み上、どうしても業者の当たり外れが出ます。

少しでも当たり外れを減らすために、今回の記事の情報や、以前の記事 優良業者を見つける3つの方法 を参考にしてもらえれば幸いです。

最後まで見ていただいてありがとうございました。

今後もためになる記事を書いていきます!

今後の励みにもなりますので良かったらコメントもお願いします。

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