既製品からオーダーメイドへ。切り替えを選ぶお客様に共通すること

外構の商品には、カタログに載っている「既製品」と、寸法もデザインも一から決める「オーダーメイド」があります。多くの方は、値段が抑えられて納期も早い既製品から検討を始めます。ただ、うちが長く現場に立っていて感じるのは、打ち合わせを重ねるうちにオーダーメイドへ気持ちが変わっていくお客様には、いくつか共通する特徴があるということです。
既製品とオーダーメイド、選ばれる理由はそもそも違う
既製品が選ばれる一番の理由は、価格と納期の分かりやすさです。展示場やカタログで実物や仕様がすぐに確認でき、工期の見通しも立てやすいという安心感があります。一方でオーダーメイドは、既製品にはない自由度と引き換えに、打ち合わせの回数も検討にかかる時間も増えます。どちらが正解というものではなく、そもそも重視するものが違う選択です。

正直、値段が変わらないなら既製品で十分だと思っていました。オーダーメイドにする人は、何が違うんでしょうか。

最初はみなさんそう思われます。ただ打ち合わせの途中で、暮らし方に合わせて数センチ単位で調整したい部分が出てくると、既製品では叶えられないことに気づかれる方が多いんです。
切り替えを選ぶお客様に共通する3つの特徴
現場で数多くのお客様と打ち合わせをしてきた中で、既製品からオーダーメイドへ気持ちが変わる方には、次の3つの共通点があると感じています。
- 今だけでなく、10年後・20年後の暮らし方まで話に出す
- 玄関から駐車場までの動線など、毎日使う部分に強いこだわりがある
- 一度作ったら長く使うものだから、妥協より満足度を優先したいと考えている

将来のことまで考えているお客様ほど、オーダーメイドを選ばれるんですね。

そうですね。子どもの成長で自転車や車の台数が変わる、親御さんと同居する可能性がある、そういう「変わっていく暮らし」を前提に考える方ほど、既製品の決まった寸法では窮屈に感じるようです。
気持ちが変わるのは、たいてい打ち合わせの2回目以降
最初のご相談では、ほとんどの方が既製品の商品を見ながら話を始められます。気持ちが変わるきっかけになりやすいのは、実際の敷地に商品を当てはめて図面を引いたときです。「あと10cm広ければ」「この角だけ丸みをつけたい」といった細かい要望が出てきて、そこで初めて既製品では対応できない範囲だと分かる、という流れが多いです。だからこそ、最初の1回だけで既製品かオーダーメイドかを決め切らず、図面を見ながら何度か話をする時間を持つことをおすすめしています。
予算はオーダーメイドが必ず高くなるわけではない
オーダーメイド全体を選ぶ必要はなく、こだわりたい部分だけをオーダーメイドにして、それ以外は既製品を組み合わせるという方法もあります。門柱やフェンスなど、毎日目に入る部分だけを造作にして、裏側の物置スペースなどは既製品で抑える、という配分の考え方です。機能門柱か造作門柱か。宅配ボックス付き同士で比べてみるでも書いたとおり、部分ごとに既製品とオーダーメイドを使い分けることで、総額を抑えながら満足度の高い部分を作ることができます。

全部をオーダーメイドにしないといけないと思っていました。一部だけでもいいんですね。

むしろそちらのご提案のほうが多いくらいです。予算配分は外構の予算、いくらあれば何ができるのかにも書きましたが、優先順位を先に決めておくと、こだわる部分とそうでない部分の線引きがしやすくなります。
費用が気になる方へ
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5つの質問に答えるだけ。1〜2分で、ご自宅の外構工事の概算がわかります。相見積りを取る前に、相場の当たりをつけるのに使ってください。
既製品かオーダーメイドかで迷ったら、まずは全体のデザインの方向性を眺めてみるのもおすすめです。外構工事・エクステリアのデザイン集はもういらない!【おすすめ個性の表現方法】で紹介した考え方も、部分ごとの選び方を決める手がかりになります。
この記事のまとめ
- 既製品は価格と納期の分かりやすさ、オーダーメイドは自由度で選ばれる。優劣ではなく重視する軸の違い
- 切り替えを選ぶお客様は、将来の暮らしの変化・毎日の動線へのこだわり・満足度優先の3つが共通する
- 全体をオーダーメイドにする必要はなく、こだわる部分だけ造作にして予算を配分する方法もある
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