カーポートを注文したあとの最後の落とし穴は「配管」

業者選びも終わって、見積りの内容にも納得して、あとは工事を待つだけ。そこまで来て、最後につまずく落とし穴があります。地面の下に埋まっている「配管」です。
配管移設が必要になると、追加の掘削と復旧の手間が増える分、工期が延びることもあります。せっかく気に入った業者に決めたあとの工程で足止めを食らうと、気持ちのうえでも負担になります。事前に知っておくだけで、当日の驚きはだいぶ減ります。
掘ってみないとわからない配管がある
カーポートの柱を立てる位置には、あらかじめ地面を掘って基礎を作ります。この掘削のときに、水道管やガス管、雨水を流す配管に当たることがあります。図面や下見だけでは分からないことが多く、実際に掘ってみて初めて気づくケースは珍しくありません。

見積りも終わって、あとは工事を待つだけだと思っていました。

ここまで来てからでも、配管に当たることはあります。工事直前や着工後にわかることも珍しくありません。
対処法は3つ、どれも工期に響く
- 配管そのものを別の場所へ移設する
- カーポートの設置位置を動かす
- 柱の位置だけをずらす
このなかでいちばん大掛かりになりやすいのが、配管そのものの移設です。柱の位置を少しずらすだけで済むこともありますが、配管の深さや向きによっては、そう簡単には避けられません。

掘ってみたら、想定より浅いところに配管が通っていたということもあります。図面と現場は、必ずしも一致しません。
見積書に「試掘」の行があるか見ておく
見積書のなかに、柱の位置を実際に掘って確かめる「試掘」や「配管調査」といった項目が入っているかどうかは、ひとつの目安になります。事前に掘って確かめる手間をあらかじめ見込んでいる業者は、配管に当たったときの対応も落ち着いています。逆にこの項目がまったく見当たらない場合は、契約前に一度「柱の位置は事前に掘って確認しますか」と聞いてみてください。

お問い合わせでも、着工してから「聞いていた話と違う」というご相談がいちばん多いのは、この試掘のところなんです。
建て替えは、新築よりも注意がいる
新築の外構であれば、住宅の給排水図面が手元にあることが多く、配管の位置はある程度事前に把握できます。一方、古いカーポートを建て替える場合は、当時の図面が残っていなかったり、実際の配管が図面どおりに埋まっていなかったりすることがあります。築年数が経っている家ほど、着工前の試掘を丁寧にしてもらうほうが安心です。
カーポートに限らず、フェンスの柱や門柱、立水栓など、地面を掘って基礎を作る工事はすべて同じ注意が必要です。見た目やデザインだけでなく、埋まっているものにも目を向けておくと、工事全体の安心感が変わります。
着工前に確認しておきたい一言
配管に当たった場合、どう対応するかと、追加費用が発生するかどうかを、契約前に担当者へ確認しておくことをおすすめします。「配管に当たったらどうなりますか」と一言聞いておくだけで、当日の対応はずいぶんスムーズになります。追加費用の考え方は業者によって差があるため、この場では踏み込みません。追加費用がどこで発生するのかにまとめているので、あわせて確認しておいてください。
これはカーポートに限った話ではありません。カーポート基礎の話で書いたとおり、地面の下は掘ってみるまで確定しないことが多い工事です。カーポート取付時にやるべきこともあわせて確認しておくと、当日のトラブルが減ります。

配管に当たったら、その場ですぐ決めないといけないんですか?

その場で即決しなくて大丈夫です。ただ、事前に「こうなったらこうする」を決めておくと、当日あわてずに済みます。
この記事のまとめ
- カーポートの基礎工事で配管に当たることがある。図面だけでは分からないことが多い
- 対処法は配管移設・設置位置変更・柱移動の3つ。配管移設がいちばん大掛かりになりやすい
- 追加費用が発生するかどうかは、契約前に確認しておく
- カーポートに限らず、地面の下は掘ってみるまで確定しないことが多い
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