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【業界向け】外構工事は儲かるのに、なぜ手元に残らないのか

外構社長
外構社長 @gaikou_nomiss 2026年9月2日

外構工事の仕事は、途切れずに入っている。
職人も毎日動いている。売上も、去年より上がっている。

なのに、通帳を見ると思ったほどお金が残っていない。

今月もあんなに忙しかったのに、なんでこれだけなんですか…?

外構工事やエクステリア業界で起業した社長さんなら、一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか。

私も、何年もそうでした。

結論から言います。
忙しいのにお金が残らない会社は、「どの現場で、いくら残ったのか」を出していません

最後まで読めば、その理由がはっきりします。それではやっていきますよ!

【会社全体の利益は、実は何も教えてくれない】

決算の数字は、税理士さんが出してくれますよね。
売上がいくらで、利益がいくら。それは分かります。

でもあれは、1年分の現場を全部ぐしゃっと混ぜた数字なんです。

10件の現場をやって、7件で利益が出て、3件で大きく赤を出していたとします。
混ぜてしまえば「まあ、そこそこ」に見える。

そして次の年も、その3件と同じような仕事を、同じような値段で受けてしまう。

これが一番こわいところです。

赤字の現場って、赤字だと気づかないまま繰り返すんです。決算書を見てからでは、もう1年遅いんですよ。

【現場ごとの利益が見えなくなる、3つの理由】

① 人工が、現場に割り振られていない

職人さんの給料は、月末に月単位で払います。
でも工事は、現場単位で進んでいますよね。

ここがズレたままなんです。

「今月は3人で、A現場とB現場とC現場をやった」——ここまでは分かる。
でも「A現場に何人工使ったか」を出している会社は、実はかなり少ない。

外構工事の原価で一番大きいのは人件費です。
その一番大きい費用が、現場に紐づいていない。これでは利益が出るはずがありません。

② 追加工事が、そのままタダ働きになっている

現場に入ってから、こういうことは日常茶飯事です。

「ついでにここもやっといて」
「思ったより土が硬くて、残土が倍出た」
「高さが合わないから、ブロックをもう1段」

その場では、断りにくい。
お客様との関係もあるし、職人ももう動いている。

それ自体は悪いことではありません。
問題は、その分がどこにも記録されていないことです。

記録がないから請求もできないし、次の見積りにも反映されない。
毎回、同じところで同じだけ削られていきます。

③ 手戻りが、誰の数字にも入っていない

やり直し、目地の打ち直し、寸法違いの作り直し。

現場では「まあ、しゃあないな」で片付きます。
でも会社の数字で見れば、これは丸ごと損失です。

人も動いて、材料も減って、時間も使って、売上はゼロ。

そして手戻りは、記録に残らないから、原因の分析もされない。
だから来年も同じことが起きます。

この3つ、全部「記録がない」が原因なんです。腕の問題じゃありません。

【見るべき数字は、たった4つでいい】

「じゃあ全部を細かく管理するのか」と言われると、そうではありません。
最初に見るのは、この4つだけで十分です。

1. その現場に、誰が何日入ったか(人工)
2. その現場に、いくらの材料を入れたか
3. その現場に、いくら外注に払ったか
4. その現場に、どれだけ移動したか

この4つが現場ごとに出るだけで、見積り金額から引き算するだけで粗利が出ます。
特別な知識は要りません。引き算だけです。

逆に言うと、この4つがない状態でどれだけ経営を勉強しても、判断の材料がありません。

実は、全部「日報」に書いてあることです

ここが大事なところなんですが、この4つはすべて日報に書かれている内容なんですよ。

誰がどの現場に行ったか。何を使ったか。どこへ動いたか。
職人さんは毎日、それを書いているか、少なくとも覚えている。

足りないのは情報ではありません。
集める仕組みです。

【月末にまとめてやるから、間に合わない】

多くの会社が、月末にまとめて集計します。

紙の日報を集めて、電卓を叩いて、エクセルに打ち込んで。
これを月末の2〜3日でやろうとするから、給与計算だけで手一杯になる。

そして現場ごとの原価まで、どうしても手が回らない。

私は、順番が逆だと思っています。

現場が終わったら、その現場を締める。
月末にまとめてやらない。これだけで、負担はまったく変わります。

1件終わるごとに数字が確定していれば、月末にやるのは合計するだけです。

終わった現場から順に締めていけば、月末が地獄じゃなくなる。わしらの頃はそれを全部、頭でやっとった。

【数字が見えると、判断が変わります】

現場ごとの利益が見えるようになると、まず断れるようになります

「この条件の仕事は、うちだと残らない」
これが感覚ではなく数字で言えると、無理な値引きに付き合わなくて済む。

そして、値上げの根拠ができます

「なんとなく高くしたい」ではなく「この工種は実際にこれだけかかっている」と言える。
お客様にも、職人さんにも、説明ができるようになります。

さらに言えば、給料を上げる判断ができます

これが一番大きいと私は思っています。
数字があいまいなままだと、上げたくても怖くて上げられない。結局、社員に我慢させることになる。

会社を大きくすることについてはこちらの記事でも書きましたが、人を増やす前にやることは、まず数字を見えるようにすることです。

【まとめ】

忙しいのにお金が残らない。
その原因は、腕でも、値段でも、運でもありません。

どの現場で残ったのかを、出していないからです。

見るのは4つだけ。人工、材料、外注、移動。
そして月末にまとめず、現場が終わるたびに締める。

紙とエクセルでもできます。私も最初はそうでした。
ただ、現場が5件を超えたあたりから、手作業ではまず追いつかなくなります。そのときは仕組みに頼ってください。

今の時代、スマホで日報を入れるだけで、人工も原価も自動でまとまる道具があります。
私自身が現場で困り続けてきたので、こういうものは本当にありがたいと思っています。

現場の数字について

その現場、いくら残ったか言えますか。

日報を入力するだけで、勤怠も給与も、現場ごとの原価と利益まで自動で集計。外構・エクステリアの現場に特化した現場管理システムです。

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