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ユンボの操作は経験がすべて。個体差があるからこそ、会社で保有すべき理由

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外構社長 @gaikou_nomiss 2026年9月28日
作業員

外構の現場で「この人に頼むと早い」と言われる職人の多くは、実はユンボの扱いがうまい人です。土工事も基礎工事も、最初の掘削と均しの精度で後工程の速さがまったく変わってきます。今日は、ユンボの操作という一見地味な技術について、うちが現場でどう考えているかを書きます。

「経験がすべて」というのは大げさではない

ユンボはレバーの倒し方ひとつで、掘る深さも均す速さも変わります。同じ現場、同じ土質でも、乗る人によって作業時間が倍近く変わることは珍しくありません。油圧の効き方は体で覚えるしかなく、マニュアルを読んで習得できる種類の技術ではないというのが、うちの現場での実感です。

新人にユンボを触らせると、最初の数ヶ月は掘削のスピードがまるで違う。バケットの角度ひとつで土のこぼれ方が変わることに、体で気づくまで時間がかかるんですよね。

乗る回数を増やせば、誰でも同じくらいまで上達するものなんですか?

上達はする。ただ、同じ型式のユンボでも機体ごとに癖があるから、乗り換えるたびにまた慣れ直しになる。うちが自社保有にこだわる理由は、実はそこにある。

同じ型式でも、機体ごとに癖が違う

年式や使用時間によって、油圧の反応速度、レバーの遊び、アームの効きは一台ごとに違います。リース会社から借りる機体は現場のたびに変わることが多く、オペレーターは毎回その日の癖を確かめながら作業することになります。この「慣れ直し」の時間が、工期と仕上がりの両方に効いてきます。

同じ日にレンタルしたユンボでも、別の現場で先に使われていた機体とはアームの効きが違うことがある。癖を覚え切る前に返却日が来ることもあるんですよ。

だからこそ、うちでは主要な機体を自社で保有しています。同じ機体に乗り続けることで、オペレーターの技術がその人個人にではなく、機体との相性として積み上がっていくからです。

保有するかどうかの判断基準

とはいえ、保有すれば必ず得というわけではありません。稼働日数が少ない会社や、現場の地域がばらつく会社では、リースのほうが合理的な場合もあります。うちが現場で見ている判断の軸は、次の3つです。

  • 年間を通じて、その機体がどれだけの日数動いているか
  • 同じオペレーターが繰り返し使う体制になっているか
  • 故障や整備の対応を自社で持てるか、外部委託するか

保有するかどうかより先に見るのは、同じ人が繰り返し乗れる体制になっているかどうか。人が入れ替わるなら、保有していても技術の積み上がりという利点は薄くなる。

最初の1台をどう選ぶか

これから重機を保有しようという会社に相談されたとき、うちがまず聞くのは「一番よく使うのはどの作業か」です。掘削と埋め戻しが中心なら小型のミニユンボ、土の運搬まで含めるなら少し大きめの機体というように、現場の作業内容から逆算して選ぶべきで、大は小を兼ねるという考え方では合わないことが多いです。大きすぎる機体は狭小地の現場に入れず、結局リースを併用することになり、保有した意味が半減します。

最初から何でもこなせる機体を選んだほうが安心な気がしますが、それは違うんですか?

安心とは違いますね。うちの現場は住宅地の狭い進入路が多いので、大きい機体は入り口で止まってしまう。普段の現場に一番合うサイズを選んで、そこから足りない作業だけリースで補うほうが結局は効率がいいです。

技術は個人ではなく、会社に残す

ユンボの操作は属人化しやすい技術の代表格です。うまい人が辞めると、その現場の生産性がそのまま落ちてしまいます。だからこそ、同じ機体を使い続けながら、複数人で操作の癖や勘所を共有していく仕組みが必要だと考えています。誰にも真似できない職人技、その技をどう次に繋ぐかで書いた技術継承の考え方は、ユンボの操作にもそのまま当てはまります。人が増員できるかどうかも、結局はこうした技術の受け皿があるかどうかで決まってきます。外構業で人を1人増やすとき、いくら売上が要るかもあわせて考えておきたいところです。

現場の数字について

その現場、いくら残ったか言えますか。

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機械の癖も、材料のロスも、人の技術も、結局は現場の数字としてどこかに表れます。材料のロスは、どこで出ているかにも書きましたが、目に見えにくいところを数字で押さえておくことが、利益を残す近道です。

この記事のまとめ

  • ユンボの操作技術は経験がすべて。マニュアルだけでは習得できない
  • 同じ型式でも機体ごとに癖があり、乗り換えるたびに慣れ直しの時間がかかる
  • 保有の判断基準は、稼働日数・同じオペレーターが繰り返し使えるか・整備体制の3つ
  • 技術は個人任せにせず、会社の中で共有・継承する仕組みを持つ

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