現地調査5つのポイント
現地調査は、外構工事・エクステリア工事を行う際に必ず必要となる工程です。今日はこの現地調査時に必ず伝えなければいけないポイントを5つ書いていきます!
みなさんは現地調査に来てくれる営業、プランナーにすべてを任せておけば、問題なく安心だと思っていませんか?
もちろんプロの営業、プランナーであれば、1度の現地調査で必要なことを全て調査してヒアリングしてくれるはずです。ですが、残念ながら現実はそうとも言い切れません。

営業さん、プランナーさんも人間ですからね。
プロを信頼してすべてを任せるのはもちろん良い事ですが、任せるには任せる方にも責任があります。具体的に言えば、自分の考えている通りにはならないという事です。
人それぞれの感覚は違って当たり前ですから、プロのプランナーとはいえエスパーでもない限りみなさんの考えを100%理解することはできませんよね。
だから伝えなくてはいけないんです。確認しなければいけないんです。
現地調査は、この思いを伝えるのに最適なタイミングです。
この現地調査時に、工事全体の命運が決まると言っても過言ではありません。
工事規模の大小に関わらず、本当に信頼できるプランナーと出会うために、この記事をよく読んで、以下の5つのポイントを注意してくださいね。
- 見積もりの提出期限を必ず決める
- 金額だけでなく思いを伝える
- 画像でイメージを見せる
- 不安な部分は現地でしっかり確認する
- 支払いまでの流れを聞く
ひとつとして忘れてはいけませんよ。鉄壁の五箇条です。
例として、2社以上の相見積もりを前提としていますので、みなさんも是非、複数の会社に相見積もりしてくださいね。

それではやっていきましょう!
1. 見積もり提出期限を必ず決める
複数の会社に見積り依頼をすれば分かることですが、見積もりの提出速度は各社によって違います。
必ず各社バラバラに提出してくるはずです。
みなさんこういった事は、あまり意識したことが無いかも知れませんが、必ず相対的に見積もり提出が遅い会社が出てきます。
例えば3社に見積もり依頼すれば、最初に提出した1社と比べて残りの2社は見積もり提出が遅くなりますよね。
これって、手抜きの見積もり内容でもない限り、最初に提出した1社以外は、現実的に業務が遅いんです。
もちろん遅くなる理由は色々あるので一概には言えませんが、こういう事は1社だけにしか見積り依頼していないと分からない事ですよね。
なので、ここで一つ決め事をしましょう。黙って見積もりを待つのではなく、見積もりの提出期限を前もって決めてしまうのです。
この時点で見積もりの提出期限を決めれないプランナーは正直微妙です。この程度の約束を守れない人が、きっちりとしたプラン、予定通りの工事を行えるはずがないからです。
きっちりと期限を決めて、提出期限に間に合わない会社(理由にもよりますが)はお断りしましょう。
2. 金額だけでなく思いを伝える
実はこの項目が、この記事で読者のみなさんに一番伝えたいポイントであると同時に、プランナーにとっても、みなさんに一番聞きにくいポイントです。
プランナーが依頼者に希望を聞くなんて当たり前のことじゃないの?とお思いになるかも知れません。
もちろんプランナーは希望を聞きます。みなさんも普通に答えるはずです。ですが、表面上の言葉だけではわからないことがあるのです。
その希望部分に隠された本当の理由を伝えないと、プランナーには伝わらないのです。
例えば、住宅ローンに3,500万円を組んで、そのうち土地建物に3,400万円かかったとします。外構の予算は100万円です。
この場合、プランナーに予算がいくらかと聞かれて、どう答えますか?
そこで「100万円です。」と答えると、きっとほとんどのプランナーが、総金額100万円前後のプランを提出してきてこう言うはずです。
「お客さまにご予算が100万円と言われたので、100万円のプランを作成しました。」
確かに予算は100万円ですし、間違ってはいません。
ですが、それって本当に望んでいる内容でしょうか?
本当は、伝えていない思いがありませんか?
- 予算は100万円だが、外構に一切こだわりは無いので可能な限り安くしたい。
- 金額は少しくらい高くなっても、デザイナーが考えてくれた素敵な外構が良い。
- どうしてもこの部分だけはこだわりたいから、他は我慢する覚悟がある。
予算額の理由や、こういった本当の思いが見える言葉が会話の中に出てくると、普通のプランナーが、あなたの気持ちがわかるプランナーに変わるんです。
3. 画像でイメージを見せる
土地の形状は様々です。基本的に一軒一軒が別のものであり、一つとして同じ見積もりになることはありません。
ですが、外構のデザインパターン自体は大きく分けると限られています。
みなさんが、インターネットやSNSで検索して調べた画像から「このお庭素敵!」と思うものは、どれも類似していることがほとんどです。
現地調査前に、自分の好みの画像をできるだけ集めておいて、当日プランナーに見せましょう。あなたの基本的な好みがプランナーに伝われば、その後の進行において大きなイメージのズレが発生することはあまりないはずです。
雰囲気さえ伝わってしまえば、あとは自分だけのこだわりポイントを思う存分伝えるだけです。
「どうしてもこの画像と完全に同じにして欲しい」というのは、敷地や近隣状況によっては難しいですが、あなたの好みを知っているプランナーなら、なるべく希望に沿った提案をしてくれますよ。
4. 不安な部分は現地でしっかり確認する
ここも重要なポイントです。
気になる箇所、不安な部分は、十人十色で人それぞれ全く違います。
あなたからすると、どうでもいい部分についてプランナーから重点的に説明されたり、あなたが気になる部分は、プランナーからするとどうでもいい部分だったりすることも良くあるんです。
こんな事は工事前であればいいのですが、工事が完全に終わってから、思っていたのと違う部分が出てきてしまった時は目も当てられません。
ちょっとでも説明不足に感じたり、雰囲気で流された時は注意しましょう。違和感を感じなくなるまで徹底的に確認してください。
特に気になることが思い浮かばない場合でも、最低限、商品の大きさや高さ関係は、現地で実際にイメージがつくまでとことん説明してもらいましょう!
確認したり、説明してもらうことに変に気を使わないで大丈夫ですよ。
プランナーは何度聞かれても全く面倒ではありません。それが仕事ですからね。
それに、この部分を疎かにして後々トラブルになるのはプランナーとしても避けたいんです。
5. 支払いまでの流れを聞く
1.見積もり提出期限を必ず決める の見積もり提出期限を決める際に、一緒に聞くのが自然ですね。
代金の支払い方法ひとつにしても、前払いなのか後払いなのか、着手金が必要かどうか、カードでの支払いが可能か、リフォームローンは提携しているかどうかなど、確認する事項はたくさんあります。(カード払いやローンは手数料が掛かることが多いです。)
他にも契約書の有無(小規模工事だと無い所もあります。)、契約方法、手順、工期、支払い方法、支払い時期なども明確にしておくことで、完成までのイメージが付きやすいですね。
希望する支払い方法に対応していなかったり、近日中の工事が対応不可であったりと、条件によっては依頼したくてもできない場合もあるかと思いますので、必ず最初に確認しておきましょう。
まとめ
ここまでご紹介してきた現地調査で伝えるべき5つのポイントいかがだったでしょうか。
最後に、この5つのポイントにプラスしてもう一つだけ大事なポイントを。
それは、この5つのポイントを確認するときに、ちゃんとメモを取っているかどうか。
プランナーはたくさんの仕事を抱えていることがほとんどです。お客さまと話した内容を忘れないように、きちんとメモしているかどうかは、プランナーの資質を見極めるのに参考になりますよ。
以上5つのポイント+1は、プロのプランナーであれば、できて当たり前のことです。でも、その当たり前ができない若いプランナーたちもたくさん居るんです。
そんな時は、是非この5つのポイントを参考にしてくださいね。

最後まで見ていただいてありがとうございました。
今後もためになる記事を書いていきます!
今後の励みにもなりますのでよかったらコメントもお願いします!
コメント