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注意!倒れますその柱!【カーポートの基礎】

「価格」 【外構・エクステリアのお役立ち情報】

同じ商品つけるなら安いほうがいいですよね!←

その考え方は商品購入のみだけにしてください!

みなさんあまり見たことないと思いますが、今回はカーポートの基礎の在り方について少し怖い話を書いていきますので「とにかく安いのが大好き!」とか、もうすでに工事が完了していて現実逃避したい方は見ないでください(笑)

本当に危険ですし、よくいままで傾いたり倒れなかったりしなかったなと思うほどです。

今回のポイントは2つですよ!

①メーカー基準は基本無視!
②施工途中写真はある?

実際によく問題になる施工基準の話。

今回は“カーポート”です!

まず最初に言っておきます!

残念ながら「これ」という正解はありません。

しかし20年間いろいろな設置場所を見てきた経験でこれなら安心!という基準を書いていきたいと思います。

それではやっていきますよ!

①メーカー基準は基本無視!

みなさんカーポートの取り付けにメーカーが定める(推奨)基礎の大きさがあるのはご存じですか?

今回は一般的なカーポートで見るメーカーが定める基礎サイズと実際に全国の工事で採用している基礎サイズを比較していきます!

推奨基礎サイズ

上の図を見ていただければわかると思いますが、基礎の大きさは(縦×横×高さ)700×600×550(単位:mm)です。
これがメーカーの定める基礎工事内容になります。

この商品は最もスタンダードな商品の一つからチョイスしています。
今回はLIXIL社の”ネスカF”)

カーポートの中で、一番メーカーの定める基礎サイズが“小さい”商品になります。

普通に考えれば、図の基礎の大きさが施工基準であると思いますよね?この工事が実際に行われていると思いますよね?

この業界のグレーなポイントの1つがここですね。

今、このカーポート1台購入しようとした場合、最安値で「約12万円」程度で購入可能です。

ではこの図面通りの基礎を作る金額、どれくらい必要になるかみなさんわかりますか?

実際「7~9万円」は必要になるんですね。

人件費・残土運搬・処分費やコンクリートのはつり費用・コンクリート打設費用などですね。

そこに組み立て費用もプラスすると「10~12万円」

あれ?おかしいですね?
「12万円」でカーポート買えるはずなのに工事費だけでこんなにかかるんだ。商品が無料なわけないのに・・。

そうなんですよ!
施工の基準を大幅に下げて工事費込みで売っているのが実情なんですよ!

実際に多く施工されている基礎の大きさを公開しますと250×250×550(単位:mm)です。

意外と小さい・・・。

これはまだましです。200×200×550(単位:mm)なんてところもすごく多いですよ!

両サイズとも平成30年の”台風21号”が上陸した際は、ほとんど吹き飛んでいました。恐ろしくて悲しくて今回は画像を載せるのは控えておきますが、こんなところにカーポートが・・。なんて光景が関西では当たり前に見られました。

普段そうでなくても“風速20m”の風が数回来るだけで傾いているカーポートはめちゃくちゃ多いですけど。みんな気づかないんですよ!

「垂直」とか「水平」とか毎日見ている私としては気になって仕方がありません。

こんな状態が横行しているカーポートの施工ですが、メーカー基礎サイズでカーポートを建てるとなると予算が大幅にオーバーしてしまう(恐らく23万円程度)、だけどカーポートをつけたいという目線でスタンダードを決めていければと思います!

縦×横×高さ/350×350×550(単位:mm)が安全にも十分配慮でき、料金も満足の程よい基礎の大きさということで決めていきます。※土間コンクリート施工時

「12万円」では取り付けできないとは思いますが安全優先で、「1~2万円」程度のUPで一般的には施工が可能だと思います。

このブログを読んでいただいた方は、必ず見積もり時に基礎の大きさ確認するようにしましょう!そして、この新基準を満たせるように価格調整してもらいましょう!※価格は業者さんによって変わりますので参考程度に考えてください

②施工途中写真はある?

この写真の中で一番重要なのは”カーポートの柱の穴”を掘った後の写真です。

穴の大きさが下にいくにつれてどんどん細く、小さくなっている場合がよくあります。

メジャーなどでしっかりとサイズが分かりやすいものが
あると嬉しいですね!

あともう1点。最重要ポイントになります。

【柱位置に配管があったかもしれないんです】

水道管やガス管、電気の線などの配管がある状態で、本来埋めなければいけない柱のサイズが守られていない可能性があります。

もっとひどいのは切り欠きといって柱の一部を配管部分だけ切り取ってしまい、巻き込んでしまうという方法をしている可能性もあります。

この穴の中には絶対に”注意”が必要ですので業者さんに頼んで写真を提出してもらうか、工事の日は必ず立ち合い自分の目で確認することをおすすめします!

 

 
最後まで見ていただいてありがとうございました。
今後もためになる記事書いていきます!
今後の励みにもなりますのでよかったらコメントもお願いします!

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