※この記事は2020年4月10日に公開した記事をもとに、内容を加筆修正し2023年9月8日に再公開したものです。
こだわりポイント「門柱」について徹底比較!
みなさんのお宅にも必ずある「門柱」。
インターホンやポスト、表札などを設置するために必ず必要な部位ですよね。
この「門柱」にこだわりをお持ちの方も多いと思います。
今回は、そんな「門柱」を仕上げ別に、コスト面も含め、メリットとデメリットを比較していきます!
最近では「相場価格」をみなさんにきっちりと分かって頂きたいという思いから、”施工箇所別”の記事の割合が増えてきたように思います。
もちろん今回も絶対にお役に立てますのでぜひ最後までご覧ください!
「門柱」は、外構工事を依頼するにあたって「家の顔」のようなものですので、最もこだわりたくなる箇所だといっても過言ではありません。
一体いくらくらいの費用でできるんだろう?
もらった見積もりは適正なのかな?
なんて思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
さて、実際「門柱」と言えば何種類くらいあるかご存じですか?
それぞれの家庭の数だけあると考えてもいいほど個性が強く、数えるとキリがないので、今回は3つのパターンに分けてご紹介します!
門柱で人気の施工方法TOP3
- 機能門柱
- 塗り壁
- タイル仕上げ
1.機能門柱
定番中の定番です!
必要スペースが最小限で設置が可能なメリットもあり、なにより安価に購入することが可能な機能門柱。最安値でいくと「10万円」程度から購入が可能です。
唯一のデメリットは、”個性が表現しにくい”という点。ご近所さんと同じ門柱なんてことが必ずあります。
機能門柱を設置するにあたり、その他にかかる費用は電気工事ですが業者さんによって違います。
5万円程度で「門灯」と「インターホン」の配線も含めて施工が可能な場合が多いです。
デザインもかなり豊富でいろいろと選択できる上、思っていたものと違ったという結果にはなりづらい商品ですね。
価格がはっきりしているので選びやすい点も、人気の理由だと感じています。
ここからは、参考にして頂けそうな商品をご紹介します!
※各社、広告料等は一切いただいておりません。
サンワカンパニー【オスポール】69,800円~
詳細はこちら→メーカー商品ページ
福彫【アルト FAT-SC】78,000円~
詳細はこちら→メーカー商品ページ
これらの商品も「照明」や「表札」をつけると工事費込みで(電気工事費含む)20万円程度のコストになってきます。
最安値の商品は↓↓工事費込みで(電気工事費含む)10万円程度で設置可能です。
※施工費などに多少の誤差はあります。外構工事業者さんにご確認ください。
YKKAP【シンプレオ ポストユニット1型(照明無し)】52,600円~
詳細はこちら→メーカー商品ページ
2.塗り壁
「塗り壁」は下地ブロックを積み、その上に左官下地を施し、仕上げに塗料で仕上げる方法になります。
こちらは機能門柱に比べるとオリジナリティを表現するには最適な仕上げ方法であると思います。
この仕上げ方法のデメリットは汚れやすいことです。きれいに保つことが難しく定期的にメンテナンスが必要です。
下地に使うブロックは道路に近いとどうしても振動しやすいので“弾性塗料”を使うのが最近ではマストになっています。
“弾性塗料”は通常の「アクリル」や「シリコン」、「フッ素樹脂」などの素材に硬化剤を入れたものになります。
通常の外壁に塗るような塗料と何が違うかというと、伸び縮みに強く設計されているんですね。
ブロックを積んで「モルタル」(セメント+水+砂)で左官下地を施した壁は、クラック(ヒビ)が入りやすいので対応できるように伸縮性のある弾性塗料を使う必要があるんです。
この弾性塗料はブロックやセメントとの相性がよく活着率が大幅に上がり防水性もグンと上がるといわれています。「門柱」を作るにあたり最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
弾性塗料の代表的な商品は3つあります!
- エスケー化研【ベルアートシリーズ】
- アイカ工業【ジョリパットシリーズ】
- 四国化成【パレットシリーズ】
通常の外壁塗料よりも面積単価が割高ですが、ここは通常の塗料に変更するのはおすすめしません。絶対に妥協しないほうがいいですよ!
デザインも豊富にあり過ぎますので、施工事例から一部をご紹介します!
すべて当社「SOTORIE」で施工させていただいた「門柱」です。
両袖門柱・ポスト・門灯を含めて27万円
左官下地+ベルアート仕上げで約35万円(45㎡)
ポスト・門灯を含めて25万円
もっともっとバリエーションはたくさんありますが、今回は「相場価格」をある程度覚えて頂きたいという思いから、一般的なデザインのものをチョイスしてみました。
笠木をつけて一般的な大きさであれば30万円以内で納まる感じですね。
今後も、1つずつのパーツをシンプルに足し算していくことで外構工事の予算がわかるように紹介していきます。
3.タイル仕上げ
「高級感」は抜群にあります。「耐久性」もずば抜けています。
文句のつけようがありません。が、「費用」が高いです。
壁面にタイルを張る際に使う接着剤が伸縮性があり強度も非常に高いので、これに勝る「門柱」の素材はありません。
この雰囲気を出せるのも「タイル」か「天然石」のみだと思います。
その証拠にほぼすべての豪邸にはこれが使われていますよね(笑)それだけ価値のあるものなんですね!
それでは価格帯も含めて施工例を共有していきます!
ポスト・門灯・花壇なども含めて50万円
笠木・ポスト・門灯なども含めて37万円
おおよその金額ですが一般的な「門柱」を作成するのに必要な費用は約40~45万円程度で計算しておくといいでしょう!
「塗り壁」よりも1.3倍~1.5倍程度コストアップしますが、満足度は相当高いです。
メンテナンスも一切必要ないので生涯コストはこちらのほうがお得なのかも?!
大きく3つの種類に分けてご紹介しましたがいかがでしたか?ここで比較とおさらいをしておきます。
【機能門柱】
・メリット:安価で購入が可能
・デメリット:人とかぶる可能性が高く個性が表現しにくい
・相場価格:7万円~20万円
【塗り壁】
・メリット:オリジナリティの表現が可能
・デメリット:汚れやすくきれいな状態で保つためには定期的な塗り替えが必要
・相場価格:25万円~30万円
【タイル仕上げ】
・メリット:高級感&メンテナンスフリー
・デメリット:価格が高い
・相場価格:40万円~45万円
他にも仕上げ方法はたくさんありますが今回はよく使われる「門柱」の仕上げ方法をご紹介しました。
「外構工事」を難しく考えずにご自身の理想のプランに近づけるよう、今後も役立つ情報をご紹介していきます。少しの知識をインプットすることで、良い「仕上がり」になることを心から願っています!
コメント