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工事前の近隣挨拶は誰がするもの?業者任せで大丈夫?

失敗しないご挨拶 【外構・エクステリアのお役立ち情報】

※この記事は2021年2月23日に公開した記事を再編集して2024年6月17日に再公開したものです。

工事を行う際の挨拶はそもそも必要?

外構工事・エクステリア工事の際は、多少なりとも騒音がしますし、多くの車両や人が出入りします。

何も知らされないまま、ある日突然にご自宅近くをトラックや人が行き来して工事が始まったら、みなさんはどう感じますか?

近隣住民の方々へ何の挨拶も無しに工事を始めてしまうと、無用な揉め事の種になってしまうことも考えられます。

お互いに心地よく暮らしていくためにも、工事の前に近隣の方への挨拶はきちんとしておきましょう。

近隣へのご挨拶は基本的に業者が行います。が・・・

大掛かりな外構工事の場合、工事を行う施工業者または管理会社が、近隣住宅へのご挨拶を行います。そうなると、工事の施主であるあなたは挨拶をしなくても大丈夫と思いがちです。

確かに形式上はそうとも言えますが、ここで私があなたにお薦めしたいのは、挨拶を工事業者任せにしないことです。

その理由は2つあります。

1つ目は「近隣のどの範囲まで挨拶を行うかが不明

挨拶の範囲をどこまで広げるかは、業者それぞれの判断によって違います。
一般的には、お向かいと両隣までの挨拶とする業者が多数です。これは良い悪いではなく、範囲を広げるとキリがない為、業者ごとに基準を設けています。

業者から挨拶済みと思っていたご近所さんに、実際は挨拶できていなかった・・という事が無いように気を付けましょう。

2つ目は「実際に顔を合わせて挨拶しないケースが多い

実際に顔を合わせて挨拶を行わず、挨拶文を書いたチラシを投函するだけのケースも多くあります。
近隣の方が万が一チラシに気づかなかった場合や、業者が挨拶していなかったところまで騒音が及んだ場合などにトラブルの原因になる可能性があります。

そういった際の怒りの矛先が、業者ではなく施主であるあなたに向くことも少なくありません。
近隣挨拶は業者任せにせず、あなた自身でも行うようにしましょう。

ここからは、近隣挨拶についての疑問にお答えしていきます。

外構社長
外構社長

それではやってきましょう!

挨拶をするタイミングはいつがおすすめ?

早すぎるのも遅すぎるのもNG

外構工事、エクステリア工事を行う1週間前までがおすすめです!

工事が決まったからといってすぐにご挨拶に伺っても、近隣の方からすればそのまま忘れてしまうことも多いですからね。1ヶ月前や3ヶ月前などの早すぎる挨拶は止めておきましょう。

逆に工事前日や3日前など、ギリギリすぎるのはもっとNGです。近隣の方も工事に合わせて予定を組むかも知れませんし、お留守の場合は挨拶できないまま工事に入ることになります。

余裕を持って準備して、1週間前にはご挨拶に伺いましょう。

曜日や時間に決まりは無いが、常識的なタイミングで

工事を予定しているエリアによっても変わってきますが、基本的にはお相手がご夫婦やご家族で在宅されているタイミングを選ぶと良いでしょう。

土日の日中や、平日であれば夕方なども良いですね。当たり前の事ですが、食事中と予想される時間帯や、朝9時より前、夜21時以降などの早すぎる、遅すぎる時間帯は避けるようにしましょう。

挨拶の際に持っていく方が良い物は?

工事内容の分かる書類またはメモ

近隣の方がまず気になるのは、工事内容そのものです。

  • 「工事期間」いつからいつまで工事が行われるのか。
  • 「工事内容」どのような工事を行うのか。
  • 「施工業者」どこの誰が工事するのか。
  • 「緊急連絡先」何かあった際はどこに連絡すれば良いのか。

こういった情報が分かる書類かメモを予め用意しておきましょう。
分からない場合は工事業者に頼めば必ず教えて貰えますし、書類を準備してくれる場合もあります。

手土産

最近では手土産なんて要らないなんて言う方も多くいらっしゃいますが、近隣住民の方みなさんがそういった考えとは限りません。

口では「要らない」「お構いなく」「お気遣い不要」等と言っていても、実際に持って行かなかったら、裏ではブツブツ言われているかも知れません(笑)

何より人からの心遣いは嬉しいものです。ご挨拶の際は手土産を持っていくようにしましょう。

業者おすすめの手土産

洗剤やタオルなどの日用品や、ちょっとしたお菓子がおすすめです。

家族構成や好みが分からない場合は、日用品を選んでおくと安心です。
お菓子の場合は、百貨店やデパートに入るお店の菓子折りを選び、賞味期限にも注意しましょう。

手土産の相場・価格帯

金額的には500円~1,000円程度が一般的です。

あまり高価な物になってくると、あなた自身の負担が大きくなりますし、貰う側としても今後のことを考えると気持ちが重たくなってしまいます。

大げさになり過ぎない程度のものを選びましょう。

熨斗(のし)は付けるのがおすすめ

手土産には「ご挨拶」と書かれた熨斗(のし)を付けることをおすすめします。

内熨斗(うちのし)と外熨斗(そとのし)から選べますが、工事のご挨拶には幅広い用途に使われる外熨斗が適しています。

挨拶の範囲はどこまで?

基本は直接土地が隣接している住宅と、道路を挟んだ正面の住宅とその両隣です。

ご自宅の両隣とお向かいさん、お向かいさんの両隣ですね。
自宅の後方に住宅が接している場合は、そちらにご挨拶される方もいらっしゃいます。

ただ、これは決まりではないので、騒音が大きくなることが予想される解体工事や、長期間に渡る新築工事などの際は、さらにもう一軒隣、斜向いなどまで挨拶の範囲を広げてもおかしくはありません。

他にも自治会長さんや、神経質で人の出入りを気にされる方が近隣に居るようであれば、挨拶しておく方が安心です。

工事が終わった後はどうする?

さて、工事が終わった後はどうすれば良いのでしょう?工事完了の報告もして回ったほうが良いのでしょうか?

その答えは「わざわざ何もしなくて構わない」です。

完了後にわざわざ挨拶をして回る必要は無いと考えますが、何かの折に顔を合わせた際には「その節はご迷惑お掛けしました。」と、一言添えておく方が良いでしょう。

何事もコミュニケーションが大事なので、円滑な近隣関係を築くようにして下さい。

まとめ

工事の際の近隣トラブルは決して少なくありません。明日は我が身です。

近隣挨拶は業者任せにせず、自分もきっちりするようにしましょう。

  • 挨拶は1週間前までに。早過ぎるのには注意。
  • 挨拶のタイミングは相手にとって都合のいい時間を選ぶ。
  • 挨拶の際は、工事内容の分かるものと手土産を用意しておく。
  • 挨拶の範囲の基本は近隣1軒ずつ。広げる分には問題なし。
  • 工事完了後は報告不要。ただし顔を合わせたら御礼は忘れずに。

最後まで見ていただいてありがとうございました。

今後も為になる記事を書いていきます。

コメントもよろしければお願いします。

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