車が生活の一部になっている人にとって、外構で最重要視する場所と言ってもいい駐車場スペース。
面積も大きく、一度工事をしてしまうと多少気に入らなくても我慢せざるを得ない高コスト工事です。
そんな駐車場工事を絶対失敗しない為に、是非この記事を読んでいってくださいね。
駐車場工事費用の相場
まずは駐車場工事の価格相場。
これを知らないと高いのか安いのかも判断できません。地域によって多少の違いがありますので参考程度ですが、知っておいて損はありませんよ!
まずは基本となる工事費用から
- 掘削
1,000円~2,500円/平米(床面を仕上げる高さに合わせて、初めに地面を掘って調整します。) - 残土処分費
7,000円~8,000円/立米(掘った土を処分する費用です。掘った土は約1.3倍に容積が増えるので注意。) - クラッシャーラン
800円~1,500円/平米(骨材となる砕石を、上から叩いてしっかりと地面を締め固めます。)
この3つは、砕石敷き仕上げ以外は必ず必要になる工程で、主に「下地工事」と呼ばれます。
駐車場の平均的な大きさは1台分奥行6m×幅3mの約18平米。
この18平米に対して、費用の平均値、掘削1,750円、残土処分7,500円、クラッシャーラン1,150円で計算してみましょう。
掘削31,500円+残土26,325円(掘削20cm、土量1.3倍)+クラッシャーラン20,700円
=78,525円
これが基本料金になります。
ここから仕上げに使われる資材によって料金が変わってきますよ。
- コンクリート
6,500円~7,500円/平米 - スタンプコンクリート
16,000円~19,000円/平米 - 乱形石貼り※
30,000~35,000円/平米 - 樹脂舗装※
15,000~17,000円/平米 - レンガ※
32,000円~35,000円/平米
※駐車場に耐える強度を出すために下地コンクリートの料金を含んでいます。駐車場以外であればもう少し費用を下げることができます。
あとは簡単ですね。
下地工事に面積分の仕上げ料金を足すだけです。
例えば車一台分の駐車場をコンクリート仕上げをするなら204,525円。レンガ敷きで681,525円が相場といったところでしょう。
大きく違う料金を言われた場合は、他の業者さんにも聞いてみた方が良いかもしれませんよ。
仕上げのおすすめ
単純に砕石敷きやコンクリート仕上げも良いですが、アクセントとして部分的にレンガやスリットを取り入れるとおしゃれに仕上がりますよ。特に車を停めても見える道路側の部分や駐車場の脇に配置すると効果的です。配置の仕方で遊び心も出せるおすすめ技です。
ご予算が苦しい場合は、タイヤが乗る部分だけコンクリート、他は砕石や人工芝で仕上げる。なんて技もあります。大体30,000円~40,000円ほど費用を浮かせることが可能です。
よくある失敗
- コンクリート舗装が金鏝仕上げ
見た目も綺麗で私も大好きな金鏝仕上げ。「かなごてしあげ」と読みます。見栄えは最高に良いんですが、大きな弱点があります。ツルツルに仕上げるので、とにかく雨の日に滑るんです。駐車場は勾配が付いているものなので特に危ないんですよね。さらに、タイヤ痕が残りやすいのもデメリットです。そんなコンクリート仕上げのおすすめは刷毛引き。「はけびき」と読みます。細かい線がいっぱい入って滑り止めになり料金も変わらない場合が殆どなんです! - 他の工事も合わせてやればよかった
駐車場だけ新しくすると、周囲の外構とのギャップが気になってしまう事が多いです。特に良く言われるのが境界ブロック。高圧洗浄機などで表面を洗ったりしても長年蓄積した汚れや劣化はなかなか取ることができません。逆に中途半端にムラができて見栄えが悪くなる事もあります。ブロックも駐車場に合わせて積み直したり、上から塗装するのも良いですね。 - カーポートを先につければ良かった
舗装工事を先に行ってしまうと、後からカーポートを建てるときに、せっかく綺麗に仕上げた舗装を壊す必要が出てきます。とっても勿体ないですよね。前もって計画していてもカーポート自体のモデルチェンジもあります。なるべく一緒に施工するのが失敗しないポイントになりますね。
まとめ
- 駐車場の工事相場は大体1台分20万円~。仕上げ方法によって値段が変わる。
- 仕上げのおすすめはコンクリートと舗装材の複合。見た目がおしゃれに仕上がる。
- 工事の際は計画的に。カーポートや境界ブロックなども合わせて工事するのがベスト。
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